歯茎の腫れと深い歯周ポケット 原因は歯の内部の感染だった
投稿日:2020年4月24日
カテゴリ:未分類
歯茎の腫れを主訴に来院した患者さん
歯茎が腫れた、とのことで来院された患者さん。他院で見てもらったが、手に負えない、とのことで当院を受診されました。
実際に見てみると、
左下の奥歯の部分の歯茎が腫れていました。診査をすると、神経が死んでしまっている反応があり、さらに、歯周ポケットを測定すると・・・
多くの部分が2mm前後で正常な範囲内でしたが、
一部だけ10mm以上入ってしまいました。
様々な条件から、8割り方、根の内部の問題である可能性が高いとは踏むのですが、これが、歯周病の問題なのか、根の内部の問題なのか、はたまた根が割れてしまっているのか、確定診断はつきません。
このような場合は、根管治療を最初に行うのが定石なので、根管治療をすることになりました。
結果、歯茎の腫れと歯周ポケットは改善しました。一安心ですね。つまり、今回の症状の原因は根の内部の感染だったのです。
まとめ
このように、歯周ポケットの深いケースは、症状が複雑化しており、診断が難しく、結果が思わしくない場合もあります。このような場合に大切なのは、「きちんとした説明」だと考えています。どのケースでもそうですが、特に深い歯周ポケットがある歯を治療する場合には、これらのことを患者さんに理解していただくことが大切です。
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