親知らずの移植を検討するケース
投稿日:2021年1月28日
カテゴリ:院長ブログ
歯に穴あき抜歯に・・・
患者さんは20歳代の女性。
左下の第二大臼歯の根管治療のために来院されました。
術前の状況です。
一部に深い歯周ポケットがありました。
根管治療を開始し、内部をマイクロスコープで確認すると・・・
内部には、「パーフォレーション」と呼ばれる穴が空いていました。これは、前医が開けてしまった穴です。
根管治療をしても、症状が改善せず、残念ながら、抜歯になりました。
親知らずの移植を希望
その部分をどうするのか?
通常はインプラントか、何もしない、という選択をすることが多いのでしょう。しかし、その奥に親知らずが残っていました。
患者さんと相談し、この親知らずを移植することになりました。
親知らずは、残っていると、その部分に汚れがたまり、問題が起きることがあるのですが、今回のケースのように、残っていると、「移植」という選択肢が残るのです。
移植は、インプラントと違い、天然の自分自身の歯を使うことができるので、身体にとっては、とても優しいです。親知らずの移植は「天然インプラントの治療」とも言えるでしょう。
このような治療を希望される方は、ぜひご相談ください。
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